ウィンチェスター社は8月にジョナサン・E・ブローニング(ジョン・ブローニングの兄弟)により作られた設計図を元にデビッド・M・ウィリアムズが変更を加えた試作銃を陸軍に提供、さらに改良を加えた試作銃を9月になって再提出した。
ウィンチェスター社が提出したのは、ロウ付けなどの簡易な製造法で急遽試作して提出したモックアップ同様の試作銃だったにも関わらず選考では注目を集め、ウィンチェスター社が20世紀初頭に小物用狩猟ライフル弾薬として発売した32 Winchester Self-Loading cartridgeを改造した「.30カービン弾」もまた注目を集めた。
そして第2回目の銃選考会で優秀な成績を残し、1941年10月22日に制式名称「U.S.M1 Carbine」として制式採用され、量産されることとなった。
なおM1カービンの設計者の一人であるデビッド・M・ウィリアムズはM1カービン設計に携わるまでノースカロライナ州の刑務所に殺人容疑で服役中であった。このときデビットはひそかに考案していた自動カービン銃の設計を行い、のちに刑務所所長の許可を得てカービン銃の試作から試射まで行っている。
そのためデビットは「刑務所でカービン銃を作った男、カービン・ウィリアムズ」と新聞メディアに取り上げられ、後にこの事が話題になり、ウィリアムズは再審で無罪を勝ち取り釈放されている。ウィリアムズは釈放後にウィンチェスター社へ入社し、M1カービン銃の開発に携わる事になった。
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